2011年12月12日

初心者が選ぶギターB

icon_135.gif初心者が選ぶギターB

(・・・Aから続く)

Y氏「最初に、今までの話と逆行するかも知れないけれど、最初はなんでも良いから、まずは買っちゃいなさい、ということも言えますね(笑) 近くに大きなお店がなければ、ある中から選ぶしかないしね。エレキギターに興味があったけど最初はアコースティックギターを買った、なんて人もいるんじゃないかな。」

種類を選ぶのはなかなか難しいですね。

Y氏「特に初心者の方で、ジャンルとか言われても良く分からない、という人もいると思うんだよね。以前教えたことのある方で、エレキギターで童謡をやりたい、という人もいました。だから、お店では必ず音を出してもらって気に入るかどうか、それから恥ずかしがらずに店員さんにアドバイスを求めることも重要ですね。最終的には値段で決める、ってことも多いと思います。」

値段で決めると廉価版ということに?

Y氏「廉価版って一般に安くて買いやすいけれど、手放される率も高い楽器なんだよね。私は今でも廉価版を買うことがあって、結構持ってますよ(笑) 改造や調整をしながら使っているけれど、愛着は沸くよね。だから手放すことってないですけど。」

廉価版はいわば、有名どころのギターのコピー。別メーカーから違う名前で出していることもあれば、オリジナルと同一メーカーが別ブランドを設けて、求めやすい価格で出していることもあります。

とても手が届きやすい楽器ですが、オリジナルと比べて何が違うのでしょうか?

Y氏「まず知っていて欲しいのは、古典的な方法で作っていた頃のギターの材料っていうのが、今はほとんど採れない、ワシントン条約で規制されていて伐採を禁止されているものがほとんどだと言うことなんだよね。現在出ているのは数十年前までに伐採して保管してある木材を小出しにしているものなので、木材がすごく高騰してしまう。ギターになったときに数十万円代のものでも、あまり良い材料ではない場合がある。」

この辺の高価な木材については、当ブログでも以前に触れました。

Y氏「廉価版っていうのは、流通に乗っていて手に入りやすい、大量消費に間に合うような安い木材を使っているというのが、ギターを安く出来る大きな理由の1つですね。」

木が違う、ということはすなわち、音も大きく影響を受けます。

・・・以下、Cに続きます。

posted by A.C. at 23:50| Comment(0) | 日記

2011年12月02日

初心者が選ぶギターA

icon_135.gif初心者が選ぶギターA

(・・・@から続く)

クリスマスにお正月。楽器屋さんに行けばスチューデントモデル(いわゆる廉価版、吊るしのギターなどとも呼ばれます)から高価なモデルまで、さまざまなギターが手に取ってもらえるのを待ち構えている季節だと思います。

Y氏(アプリコットファーム講師)
「まずは "どんな音楽をやりたいか" ってことも大切だよね。今は安いものなら5千円代から売っているからね。ただ、一概に "安いから悪い" だとか、"高いから必ず良い" だとかいうことは言えなくて、こと音色についてはハッキリ言ってしまえば好み。当然、やる音楽や姿勢によって選ぶ楽器は変わってきますね。」

目指す音楽も違えば、楽器に対する考え方も人それぞれ。当然、お財布との相談も。一般に、初心者が購入を考えるギターの金額としてどの程度が考えられるか、ズバリ聞いてみると・・・。

Y氏「これから真剣に音楽をやりたいと思っている人の中で、いきなり高い楽器を買って頑張ってみようということも当然あるわけだろうし、逆に、安価なギターを買って外にも持ち出してどんどん弾いてみよう、という考え方もあるからね。購入する金額の範囲で考えたら、まあ下は5千円から・・・上は50万円くらいとか。もちろん懐具合と相談ということになりますけど。」

5千円から50万円!ゼロが2つ分違いますが?

Y氏「だから、なんらかの形で方向性を自分なりに調べて、あるいはアドバイスしてくれる人を探すとか。特に高いものを買うならある程度調べてからにした方が良いですね。」

ギターの外観から言うと、"箱モノ"と呼ばれるボディが空洞を持ったアコースティックタイプのものなら、製作に手間が掛かるなどといった理由から比較的値段は高めになります。また"ソリッド"と呼ばれる、板をギターの形に切った外観のギター(典型的なエレクトリックギター)であれば、箱モノに比べると工程が少なく比較的安く作れる、という違いがあります。

ではスチューデントモデル、廉価版と言われる楽器はいくら位から?

Y氏「主観で"エイヤーッ"で言ってしまって良ければ、ソリッドなら3万円以下を廉価版と言って良いんじゃないかな。箱モノなら5万円以下ですかね。それ以上になると、スタンダードと呼ばれるギターになるんじゃないでしょうか。」

廉価版、つまり安いギターですが、これは比較的高価なスタンダードのギターを真似たモデルであることも多いものです。まだギターのことはよく分からない、ガンガン引き倒して上達したい、そんな入門者の最初の1本として手の届きやすいギターと言えるでしょう。

目指すギターの種類が分かったら、予算を握り締めて、楽器屋さんでじっくりとギターを眺めてみることも大切。そして気になったギターがあれば、自分で弾けないようであれば店員さんに音を出してもらう。予算に合わないようであれば、同種の廉価版モデルを探す。そうして「これだ!」と気に入ったものが見つかれば、それが買うべきギターということにるでしょう。


ところで話に出てきた廉価版スチューデントモデルですが、やはり安いには安いなりの理由があるとも。オリジナルと比べて何が違って、どんな点に注意したら良いのでしょうか? その辺の話は1週間後の次回に。お楽しみに!

posted by A.C. at 19:54| Comment(0) | 日記

初心者が選ぶギター@

icon_135.gif初心者が選ぶギター@

今回から『連載・ギター小噺』を独立ブログに移動して再開します。テーマは「初心者が選ぶギター」。

「ギターを始めてみたいけれど、どんなギターを選べば良いのだろう?」

こんなテーマを軸にして、対談等も交えながら数回に分けて掲載していきます。

まずは全般的なお話から。

アコースティックギター、エレクトリックギター、ガットギター(クラシックギター)。ギターは大雑把に分けてこの3種類になりますが、まずは「どんな音楽をやりたいのか」で、ギターを選ぶ方法があります。

「どんな音楽をやりたいか?」

これは目指す音楽のジャンルとも言えますが、誰かミュージシャンの人に影響を受けた場合なら一番分かりやすいですね。もしも特にそういう人がいるわけでもなく、音楽ジャンルも決まっていないという場合は、まず「自分がやりたい音楽」を決めることから始める事も良いかと思います。これが最初の1本を選ぶ決め手になる場合もありますし、目標を決めることは、やる気にも上達にもつながります。

「やりたいことはたくさんあるけど、目移りしてしまって・・・」という方もいらっしゃるかと思いますが、ここはひとつ「これにしよう!」という目標を、まずは設定したらいかがでしょうか?

目指す音楽が決まれば、どんなギターを選べば良いかはずっと簡単になります。好きなミュージシャンがいれば、そのミュージシャンが使っている楽器を見れば一目瞭然、同じギターを選べば良いわけです。楽器を見ても分からなければ「誰々(ミュージシャン)の使っているギターはどれですか」と楽器屋の店員さんに聞いてみる手もありますね。

しかしここで1つ問題が。プロミュージシャンの使っている楽器は一般に高価である場合が多く、高いものでは数十万、数百万という金額になることもあります。

もちろん初心者と言えど、どんなギターを買うかは自由です。お財布さえ許せば買いたいギターを買えば良いわけですが、あまりに高価なギターを買ってしまって「キズつけるのが怖くて練習できない・・・」などと本末転倒なことにもなりかねません。

そこで、代表的なギターを模した(それに近い)比較的安価なギターを選ぶ、という選択肢も登場してきます。

・・・以下、Aに続きます。
posted by A.C. at 17:33| Comment(0) | 日記