2013年01月15日

初心者のギター選び・コツのコツ@〜アコギ編〜

icon_135.gif初心者のギター選び・コツのコツ@〜アコギ編〜

新年、あけましておめでとうございます。今回からまた数回に分けて「初心者のギター選び・コツのコツ」と題しまして、ギター選びについて少し突っ込んで掲載していきたいと思います。文中Yasu氏は当工房(アプリコット・ファーム)のギタリスト&ギター講師、メンテナンス等も行っています。

まずアコースティック・ギター編。

アコースティック・ギターは材の良し悪しが音に直接影響してくる場合が多く、やはり良い材料を使ったギターは、それなりのクオリティの音が出る傾向にあります。

多くは、トップ材(表板)に松系や杉系、サイド(側板)&バック(裏板)に各種ローズウッドやマホガニー、フィンガーボード(指板)にはエボニーやローズウッドが使われ、板はすべてしっかりとシーズニングされた"単板" (合板でない一枚板のこと)が使われます。このようなギターは鳴り、音色に優れますが、当然、値段も高額になります。

* 材については「ギターと木の話@」〜の記事も参照下さい。


初心者でも気軽に入手できる価格帯で選ぶヒントと言ったら?

Yasu氏「リーズナブルでも良く鳴るギターっていうのは売っています。廉価版でよくあるのは、トップだけは単板でサイドとバックは合板というものです。ギターの部位の中ではトップ材が一番鳴りに効いて来るとも言えます。ですから、まずトップが松系の単板(場合によっては杉系の単板)かどうかをお店の人に尋ねてみると良いでしょうね。合板っていうのはベニヤ板みたいなもので、板と板の間に接着剤が使われているから、鳴りは良くないが安く作ることが出来る。そこで、トップだけ単板を使い、それ以外のトップ材に比べると鳴りへの影響の少ない部位には、価格を抑えるために合板を使っているわけですね。こういうギターには安価でも良く鳴るものがあったりします。」

アコースティック・ギターの鳴りの決め手はトップ材をまず一番に注目。さて、廉価版で総単板(トップ、サイド、バックすべて単板)のギターというものは販売されていないのでしょうか?

Y氏「そういうのもあるけれど、なんで安くなっているのかと考えたときに、材料の価格を下げている、例えば木材のシーズニングの手間を短縮しているケースがあるから注意が必要ですね。」

シーズニングとは切ったばかりの木材を経年変化や適正な方法で乾燥させることで、後の材の変形や劣化を防ぐための重要な工程です。

Y氏「廉価版ギターで単板の場合、シーズニングを機械や薬品で強制的に済ませていることがあります。うっかりすると、買った後にしばらく使っていたら各部位に反り、ムクミ、割れ、縮みが出てきてしまったりとかね。鳴りも良くなかったり。管理にも注意を払う必要はあるけれど、こういうリスクの可能性を頭に入れておくと良いと思いますね。」


アコースティック・ギター選びの注意点とヒント、以下Aにつづきます。(掲載は約1週間後です)


posted by A.C. at 17:50| Comment(0) | 日記
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