2013年02月15日

初心者のギター選び・コツのコツD〜エレキ編〜

icon_135.gif初心者のギター選び・コツのコツD〜エレキ編〜


…Cからつづく)

廉価なエレクトリック・ギターではどんな木を使っているか公表していない場合も多いですが、最近はメーカー発表で木の種類がはっきりしているような場合もあるようです。「木の種類なんかイチイチ気にしないよ」という声もあるかと思いますが、さて、どんな木が使われているのでしょう? 

Y氏「高価なスタンダードのソリッドにはアッシュ、アルダーなどの木が使われますが、こういうのが廉価版に使われることは無い場合がほとんどです。だけどこれらの代用としてオリジナルの有名メーカーでも使用している木というのがあって、バスウッドやホワイトウッドと呼ばれるものなどがそう。これらはもちろん高い材料ではないのだけれど、コピーものギターであっても、これらの木が使われていれば悪くはないんじゃないかな。高級材マホガニーに対しては、ブビンガという木が代用されますね。」


手に入りやすく気に入ったギターに出会えるためのちょっとしたヒントを考えてきましたが、「色々見たけど、やっぱりギターの作りまでは良く分からないし」「いきなり音で判断するのはちょっと自信が…」という場合は?

Y氏「そうですね、メーカーは特に挙げませんが有名ブランドが別ブランドを立ち上げて廉価版を出しているものがあります。そういうブランドから選べば間違いは少ないと思いますよ。また日本の楽器メーカーがコピー商品を企画して海外に作らせている場合は、検品などもしっかりしていることが多いと思います。」


最後に、エレクトリック・ギターの必需品といえるアンプについて。

Y氏「エレクトリック・ギターでも生音(アンプに繋げないで弾いたときの音)は少しは聞こえるから、アンプを持たずに練習を始める人も結構いると思います。ですが、やはり早い段階でアンプを通した音を聴けるようにした方が良いですね。最初は小さいもので良いから購入して、アンプの使い方にも慣れるようにしたら良いと思います。ギターの選び方のコツについて話しましたが、エレクトリックの場合は総合技で、最後はアンプからの出音、ということになってきますからね。」


タイプによってさまざまな個性を持っているので、種類を限らずに全般的な話になりましたがいかがでしたでしょうか?少しでも手に入りやすい、気に入ったギターを選ぶヒントとなれば幸いです。


次回からまた趣向を変えたテーマで掲載していきます。どうぞお楽しみに。


posted by A.C. at 14:00| Comment(0) | 日記

2013年02月10日

初心者のギター選び・コツのコツC〜エレキ編〜

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(・・・Bからつづく)

楽器屋さんに行くと、新品から中古までズラリと吊るしてあるエレクトリック・ギター。どれを選んで音を聴かせてもらおうか、迷ってしまうのも事実ですね。形(タイプ)、色、金額、、、ソリッドに限定して、選ぶ際のちょっとしたヒントを挙げてもらいました。

Y氏「そうですね・・・私の場合ですが、持ってみたときに重いギターをチェックしていくと良い場合が結構あるかな。ギターは基本的には、木が十分にシーズニングされているということから "軽いギター" を選んだ方が良いとされているんだけど、それはあくまでも高級なギターの場合であって、ソリッドの廉価版に話を限定するとむしろ逆の場合があるよね。」

本来ギターというのは、木がよく乾燥しているから「軽い」ギターが良いと言われますが、手の届く範囲でギターを選ぼうと思った場合、この知識が思わぬ落とし穴になることがあるようです。なぜなら廉価版のソリッドの場合だと逆に、安く仕上げるために、軽くて成長の早い木を集積材にして使用していることもあるから。必ずしも「軽いから、よく乾燥している木」とはならないことに注意が必要のようです。

Y氏「手頃な価格のギターで "重いもの" というのは、単板をあまりシーズニングしないで、水分が多い状態で製作していたりするんだよ。本来それは良くないことなんだけど…こんな言い方をするのはどうかとも思うが、廉価版ギターの木材はそもそもシーズニングなんかに時間を掛けてない。高価になっちゃうからね。そう考えると、"軽い集積材" よりも、"重いけれども単板である" 可能性を採る方が良いと思うんだよね。音としては、重いギターの方が聴いてしっかりしていると思います。時間をかけて弾き込んでいけば重量も軽くなることもあるでしょうし、良い振動を伝えるようになるかもしれません。」

エレクトリック・ギターの場合、タイプによって重い金属部品を使っていることもあるので、持った感じとギターの作りをよく観察してみることも必要かと思われます。

Y氏「ただ、軽いギターは軽い音がすることで個性となっているかもしれないから、あくまでも "聴いてどうか?" "好みはどうか?" を優先して欲しいですね。好きなミュージシャン、やりたい音楽はどんな音か?とも言えますね。軽い、重いもそうだけど、特に初心者だったら1本だけ手に取っても、聴いてみても、なかなか感覚は分からないと思う。何本も比較してみる中で、一つのヒントとして考えてもらえたらと思います。」


しっかり塗装してあることの多いエレクトリック・ギターについて、なかなか木の材料のことまで考えないことも多いと思いますが、最近はコピーものでもどんな木を使っているか発表しているメーカーもあるようです。Dでは、ソリッドに使用される木の種類について掲載します。


Dにつづく〜 (掲載は約1週間後です)

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2013年02月03日

初心者のギター選び・コツのコツB〜エレキ編〜

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ギター選びのコツのコツ、今回からエレキ編です。エレクトリック・ギターの場合、アコースティック・ギターとは少し事情が異なります。

エレクトリック・ギターには有名メーカーのオリジナル商品と見た目がそっくりなコピーものがよくありますね。最もポピュラーなものではストラト(ストラトキャスター)タイプやレスポールタイプなどと呼ばれるものでしょうか。

「〇〇(オリジナル)と同じ形だから、同じような音」かというとそういう訳ではなく、やはりコピーものはギター本体の音に違いはあります。

Y氏「エレクトリック・ギターの場合、オリジナルとコピーものを比較したときに "値段の分だけ本当に違うか?" っていうと、必ずしもそうでもないんだよね。ソリッドで"安くて良い買い物"をするには、まずはブランドにこだわらないってことですね。」 

ソリッドとは、簡単に言えば「板を切り抜いただけのギター」。エレクトリック・ギターには箱モノもありますが「エレキギター」と聞いて最初に思い浮かべる形が、おそらくソリッドではないかと思います。


・・・ブランドにこだわらない!?とは?

Y氏「もちろん色々比べた上でブランドにこだわるのは悪くないけど、ソリッドに関しては廉価版メーカーでも作り込みに定評のあるギターが結構あるから。最初からブランドにこだわらなければ、安くて気に入ったギターに出会える可能性も広がるっていうことだからね。」

なるほど。先入観を捨てて色々と試してみるということは必要かもしれません。廉価版とは言いますが、初心者がそれほど懐も痛まずに、最初の一本として手の出しやすい "入門モデル" と考えれば、その中でお買い得品があればそれに越したことはないわけですし。


Y氏「そもそも廉価版と高級ギターは相当違います。使っている木も違えば、作り込みも違う。もっと言えばエレキの場合、音を拾うピックアップ(ボディに取り付けられたマイク)も性能が違うのでピックアップだけでも差が生まれてしまうのも事実です。」

Y氏「ただ、かつて使用されていた木材が今は希少で手に入らず、現代のギターはどれを取っても、今日手に入る材料を使って生産性を高めて作られているという背景があります。それを更に、材の質を落としたり、人件費を削減したりしてコストパフォーマンスを良くしたものが廉価版だと仮に考えると…一概に値段の分だけ悪いとも言えないんだよね。」

かく言うYasu氏も、かつては主に箱モノの高級エレクトリック・ギターを倉庫を借りなきゃならないくらい買い漁って来た一人ですが、、、現在は中古の廉価ギターから掘り出し物のソリッドを探す日々。意外と好みのものがあり、手を加えながら愛着も湧くようです。

Y氏「初めてエレクトリック・ギターを買おうするとき色々と迷ったりすると思うけれど、正直言っちゃうと自分の感覚を信じて好きなものを選ぶのが一番!まず音を聞いて、出来れば店員さんに頼んで音出ししてもらって、聞き比べることが重要だよね。それでピーンと来るかどうか。好きになれるかどうか、かな。」

エレクトリック・ギターを選ぶときに気をつけたいのは、必ずアンプで鳴らしてもらうことです。エレキはアンプで鳴らして初めて意味をもつ楽器。逆に言えば、アンプやエフェクター類を使って自分なりの音を作っていくものですから、初心者と言えど「自由に」「自分らしく」ギター選びに向き合う姿勢が必要かもしれません。「好きなミュージシャンのモデルと同じ形だから」など、見た目で気に入ることもあるでしょう。ぜひ臆せずに音を聴かせてもらいましょう。初めてのエレキは楽しんだ者勝ち!


とは言え「数あるギターの中から好きな音を選ぶ」というのは、特に初心者にとっては難しいことも多いかと思われます。次回以降、見た目以外にギター本体を見分けるための、ちょっとしたヒントを掲載していきます。


Cに続きます(掲載は約1週間後です)〜

posted by A.C. at 14:00| Comment(0) | 日記